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8、4-2希望 ...
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ぶらぶら歩いている間に、自分がこの前、力一と一緒にお祭りに行った時の路線を辿っていたことに気づく。彼は今、何をしていたのかな。
「雨宮和紀」と後ろから誰かに呼ばれた気がして、振り向くと、一人の男がそこに居た。「誰だ?」
「人形師にならへんか?」
「はー」何つってんだよ、いきなり。っていうか、人形師って、その人形に針を刺して、他人に呪いをかけるやつか!
「人形師のことを何か勘違いをしているのう」えー、見透かされている。感情を顔に出すぎたかな。いかんいかん…
「人形師はどうとか、俺の知ったことじゃないし、興味もないね」
「ほー、力一を守りたいと言ったのう」
「どうして、力一のことを」俺の質問に答えず、話しを進む。
「力一は言霊師だ、言霊師は言霊を使うことで災いが返され、怪我をし、衰弱していくものだ。」
「力一は死ぬのか」
「人は誰しもいずれ死は訪れる。違うのは、長さだけだ。」
「言霊師は欲望のために、使い捨ての道具かよ!力一にそうさせないたまるか!」
「だから、彼を使い捨てにならないように、君に人形師にならないかと聞いているのだ。」
「それに、何の関係があるのか」
「人形師は言霊師を守り『紙様』を作る存在だ。」
「はー、神?紙様!どうせ、ただの紙人形だろう」何格好つけているんだよ
「私の大事な紙様をそこのへんのものと一緒にするのは感心しないなあ。」と俺に微笑みをかけ、「月島」と誰かを呼び、木の後ろからとても綺麗な少年が出てきた。彼が男の所へ歩む、「もういいだろう、帰ろうよ、黒崎。」「町に出たのは久しぶりだろう、何か買い物でもしてくるか?」と男甘やかすような口調で少年の頬に触れる。「一人じゃ嫌だ…」と少年が呟く。
「何か言ったか」と男が聞き返す。「黒田の馬鹿!!」と少年は走り出して行った。
「転ぶなよ」あの少年とどういう関係なの、息子さんって雰囲気じゃなかったし、恋人みたい…あっ!!!何馬鹿なことを考えているんのよ、恋人って!恋人って!
「あれは、私の可愛い紙人形だよ。」
「紙!あれは紙で作ったもの、本物みたいだ」
「えー、姿、形人間と同じ、感情を注げば、その分帰ってくる、紙で創った人形」
「って、その月島って紙様に力一が守れるのか?」
「いいえ」
「なに!俺をからかってんのか」ついカーとなって、男はまだ冷淡な顔をしているのに。
「月島はただの紙人形だ、言霊師を守る紙様とちょっと違う、君に創ってほしいのは紙様だ、君は力一を守りたいだろう、だから、人形師になれ」と男が感情的になった、その月島のせいかな、口で紙人形と言いながら、彼は月島に抱いたのは、そうだ、恋だ。