《天使がいない》asukashim

9、出会い

　　9、出会い旅立ちのクマ
　　明日から、新しい学期、それからは私の何時も通り毎日の日々。たまに、お兄ちゃんの家でおハルさんたちの事思い出したり………
　　力をなれる、あの頑張っているおハルさんの姿………
　　そして、何か月後のある日、ゴルデンウィクにお休みを取って、お兄ちゃんか私の家に行きました。
　　玄関のドアを開けた瞬間そこにいたのはルドルフクマさんだった。
　　｢一緒に行きましたか……｣
　　“何か話したい、話したくない気がします……”

　　“実は、ハルくんが入院して……たいしたことはないから、誰にも知らせるなって、ハルくんは言うんです。けどね、何年か前から心臓の具合がよくなくって、あんまり無理しちゃいけないのに、いろんな教堂飛び回って疲れてるのに、いつも一生懸命力ふりしぼって歌うから………”
　　とても心配そうな顔、きっと前からこう思ってるはず。
　　“で…でも、すぐに良くなるって、ハルくんがそうゆうから……”
　　“だから私は考えたんです、お友達がお見舞いに来てくれたら、もっと早く元気になるじゃないかと……ほんの数日でいいんです、私と一緒に来て頂けませんか？”

　　――私は予感がした……変だぞ、すごくいやな予感がする。
　　まだ、考えの最中だか、電話が………
　　｢やめて……その電話に出るんじゃない……――お兄ちゃん！｣
　　何か聞こえたんが？お兄ちゃん………
　　――電話が切れました………